Portugal「Vacanze in LISBOA vol.2」

  さて今回の一人旅で、私は初めて、外国で一人でレストランに入るという、個人的な偉業を成し遂げました。実はイタリアでも一人でレストランに入ったことはなくて。イタリア人はまず一人で外食はあまりしないので、もし一人でレストランにいたらきっとすごく見られるだろうし、日本人の女の子が一人で食べていたりしたら、声をかけられるのがオチです。
 なので私は、イタリアで一人で入るのは未だに、バール(日本でいうカフェ)くらいです。そして性格的にそこまで勇気がある方ではないので、言葉(メニュー)もわからない国で一人で外食、というのは若干ハードルが高かったのですが、今回の旅では食欲が勝ち、ついに成し遂げました。

 初日は夜に着いたのですが、お腹が空いていたのでホテルに一度チェックインして早速外出。
いくつか近くのレストランを見て、イタリア語メニューがあるお店に入り、お目当てだった料理を注文。テーブル担当のウェイターさんがとても感じの良い人だったので、なんとなく一人でも安心して食事を楽しめました。

 最初に、Ceci(ヒヨコ豆)のスープ。値段が€2,5くらい(大体¥300くらい)だったので少ないかと思ったら、お皿になみなみと、このボリューム…

<ヒヨコ豆のスープ>

そしてメイン!

<バッカラ。これに加えて、お皿に乗り切れないお代わり分が…>

 イタリアでも食べる先述のBaccala' /バッカラ(塩漬けのタラ)の料理、ポルトガルでもとてもポピュラーだと聞いて、是非食べたいと思っていたのです。目の前でよそってくれるのですが、え、そんなに…と思うほど、すごいボリュームでした。オリーブオイルをたっぷりかけて。こちらでも付け合わせがCeciで…豆を大量摂取。
もちろんワインも一緒に頼んで、満腹になって大満足でホテルへ帰宅。

 そして次の日は、ガイドブックで見つけた、長崎でカステラ修行をした職人さんと、お菓子研究家の日本人女性がやっているというティールームに行ってみました。すると、久しぶりに見る日本語メニュー!☆

昼は和食も食べられるらしい。
懐かしいカステラに加えて、久しぶりの抹茶カプチーノなるものを頼んでみました。

なんか、長崎のカフェにいるみたいな気分になって、ほっとしました。


 一人でも、お店を選べばおいしいごはんは食べられますね。
でも2日目は、偶然にもあるグループと知り合ってそのまま夜ご飯まで便乗したので、久しぶりに人と一緒に楽しいご飯をいただくことができました。おいしくワインを飲むなら、やっぱり一人より誰かと一緒が一番だなあと思います。

<噂のポルトワインを食前酒に。少し甘くておいしいです!>


その他、Baccala' のコロッケ的なものとか、イワシの焼き魚とか、色々頼んでみたのですが、必ず量は1,5人前。なのである意味、2人旅の方が割安であることは確かです…

<バッカラのコロッケ。おいしかったけど、お惣菜の盛り合わせみたいな見かけ…色合いとか、あまり気にしないんだなぁと思いました。>


イワシの焼き魚。完全に和食の味でした。お米と醤油があれば…!>

 今私が住んでいるフィレンツェは魚より肉が主流なので、久しぶりにたくさん魚を食べられて大満足でした。魚をたくさん食べるポルトガル料理は、日本人にはなじみやすい料理ばかりだろうなと思います。 
 そんな感じで、今日はさながら食べ物ブログですが、やはり食は旅の楽しみ・醍醐味の一つだと思うので。ポルトガルは、とても料理が美味しい国なんだろうなあと思います。失敗はなさそう…もっと色々食べてみたかった!
 もしもポルトガルに旅をすることがあれば、バッカラ(ポルトガル語では“Bacalhauバカリャウ”)はぜひ試してみてくださいね!