工房生活

今日は工房での作業の様子を少し。
 私の学んでいる工房は、フィレンツェの伝統工芸を用いた革小物の工房です。
いっさい縫製をせずに、この地方独自の技法で革を成形し、最後に特殊な工具で磨き上げます。
縫い目がないために手触りが滑らかで、表面がツヤツヤに仕上がるのが特徴です。

 主にコインケースやカードケースなどの小物系が有名なのですが、先日はちょっと珍しくペン立てを完成させました。
形がシンプルなので写真だと若干分かりづらいですが…思い描いた通りの、真っ赤なペン立て完成。

仕上げに、これから底に刻印を入れるところ。これは私のなので、自分の名前を入れます。

<どこに入れようか…位置を定めて…>


<いざ刻印…この瞬間はいつも緊張。>


<すごい力がいるのです。力入れすぎて、頭がぶれてしまったけど…まぁいいか自分のだし!!>

 何でもそうですが、一つのものが完成したときの達成感は、何物にも代え難いものがありますね。
それでさらに人に喜んでもらえれば、そんな素敵なことはありません。
 作る過程も楽しいけれど、その瞬間があるから決して飽きずに続けられるのかも。。
また明日もよりよいものを作れるように!

それでは、みなさま引き続き、素敵なゴールデンウィークを☆